トゥルーカフ

販売名:カフ圧調整シリンジ「トゥルーカフ」

気管内チューブのカフ圧を簡単かつ正確に調整し、安全麻酔をサポートします。

多くの動物病院では、気管内チューブのカフ圧に関してあまり注視をしていないか、あるいは感覚に頼って使用しています。

ヒト医療において、カフ圧が推奨圧の23倍の状態で使用されていることが全体の60%以上にも及ぶとの研究報告があります。

 

カフ圧が高圧過ぎると血流障害を起こし術後の咳や痛みの原因となり、また低圧状態ではリークや口腔内の分泌物や吐物などの(特に歯科処置では)誤嚥の危険性が高まります。特に獣医療においては、本来の適正サイズより小さな気管内チューブが選択されることが多く、それに伴いカフ圧が過剰がなる傾向にあります。

トゥルーカフは簡単な方法で過圧を防止し適切なカフ圧を促すことで、安全な麻酔をサポートします。

使用方法

  1. 気管内チューブのインフレーションバルブにトゥルーカフを接続します。
  2. シリンジでカフ圧を調整します。
  3. インジケータラインの位置で現在のカフ圧の状態を把握することができます。

主な仕様

緑のゾーン(適正圧):1826±2cmH2O

赤のゾーン(過 圧):4060cmH2O

 

電源不要で繰り返し使用することができます。

あらゆるサイズの気管内チューブに使用できます。

大容量・低圧カフ付きの気管内チューブにのみ使用できます。

※シリコン製気管内チューブには使用できません。

気道の径より小さな気管内チューブを使用すると適正圧(緑のゾーン)で使用してもリークが生じることがあります。適正サイズの気管内チューブを使用するか、あるいは過圧(赤のゾーン)に気を付けるなどしてご使用ください。