Ventirator for Veterinary, VentNexus

販売名:動物用人工呼吸器ベントネクサス

現代の獣医療現場のあらゆる要求に応えるため多様な機能を標準搭載にしたフルスペックな人工呼吸器です。

多様な機能が標準搭載

●換気モード:【PCV(従圧式)】【VCV(従量式)【APNEA-VCV(無呼吸)

PEEP機能

体重入力のみで換気条件を自動設定

換気状態のモニタリング機能

●吸気ポーズ(息止め)機能

※別売の遠隔操作モデルでは吸気ボーズ(息止め)を(無線)リモコンで操作が可能 

酸素ボンベ不要、酸素濃縮器のみでも使用可能 

●0.4㎏の極小動物から100㎏を超える大型動物まで


✓優れた操作性

説明を要さないほどの操作性と迷いのない直感的なレイアウトが特徴です。

物理的なボタンやスイッチを最小限に抑え、ほとんどの操作を画面のタッチと調整ダイヤルの操作のみで完結できるように工夫されています。

【基本的な操作方法】

①体重を入力

②換気モードを選択します(選択しない場合は前回の換気モードで動作)

③スタートボタンで換気開始

換気設定フィールド:

換気の各種条件を設定あるいは確認するフィールドです。

ほとんどの場合は「体重」と「換気モード」を入力するだけで、その他の項目はVentNexusの自動設定に任せます。

✓モニターフィールド:

現在の換気状態(実績)をリアルタイムに確認することできます。

【換気設定フィールド】による設定の結果を【モニターフィールド】でリアルタイムに確認できることは使用の上で安心感につながります。

モニター対象項目:

PEAK圧 / PEEP圧 / 一回換気量 / 分時換気量 / 換気回数

✓換気モード:

PCV(従圧式)】【VCV(従量式【APNEA-VCV(無呼吸)】から選択します。

PCV(従圧式)】

気道内圧を優先設定して換気を行います。実際の気道内圧と換気量をモニターフィールドで確認することができます。呼気サイクル中に患者の自発呼吸をトリガーした場合は同期して(補助)換気を行います。

【VCV(従量式

一回換気量を優先設定して換気を行います。実際の換気量と気道内圧をモニターフィールドで確認することができます。呼気サイクル中に患者の自発呼吸をトリガーした場合は同期して(補助)換気を行います。

【APNEA-VCV(無呼吸)

主に自発呼吸のある患者に対して使用します。無呼吸待機モードからスタートし、その間、VentNexusは換気を行わず、患者の呼吸の有無を監視します。患者の自発呼吸が予め設定した無呼吸待機時間を過ぎてもトリガーできない場合に、予め設定した換気条件に従ってVCVモードで換気を開始します。換気開始後に患者の自発呼吸をトリガーした場合は、換気を停止し、再び無呼吸待機モードに戻ります。

✓PEEP設定機能:

タッチ操作のみで任意のPEEP圧を設定できますPCV】【VCV】モードの時に適用)

✓体重入力による自動設定

体重を入力することで推奨する換気条件が自動設定されるためユーザーの知識や経験に依存することなく迅速に換気を開始することができます。

もちろん従来のようにユーザー独自のマニュアル設定を行うことも可能です。

✓アラーム/プロント機能

異常を検知した場合は、アラームしその原因と解消方法を示唆するプロントが出現します。

✓吸気ポーズ(息止め)機能:

【INSP.HOLD】ボタンの操作のみで吸気ポーズ(息止め)を実行できます。

換気サイクルの最大吸気圧を維持した状態でポーズするため、CT撮影時などにおいて撮り直しの手間を軽減します。

✓遠隔操作モデル

特注モデルの遠隔操作モデルでは吸気ポーズ(息止め)機能を無線によるリモコン操作で行うことが可能です。

※標準モデルに遠隔操作機能を後付けすることはできません。


麻酔器「タスケ」と酸素濃縮器「PV-S」とのセット事例

●酸素ボンベは不要

VentNexusは麻酔器から供給される麻酔ガスと室内空気を取り込むことで駆動します。

従いまして酸素ボンベは不要です。

麻酔器に酸素濃縮器を接続することで麻酔器と人工呼吸器を稼働させることができます。

例えば、酸素濃縮器「PV-S」を使用すれば、酸素にかかるランニングコストを低減し、同時に過酸素や無気肺、体温低下どの臨床上のリスクを低減することが可能になります。

●移動や移設が容易

酸素ボンベやパイピングの配管を要さないため、施設内の移動や移設が従来に比べて飛躍的に容易になりました。普段は出術室で使用し、必要な時はCT室に移動させるなどの機動的な使用が可能です。

●エキゾチックなどの極小動物から大型動物まで

VentNexusでは、VCV modeにおいて、僅か「4ml」という小さな換気を適切なI:E比(吸気時間:呼気時間)で送気することができます。またPCV modeにおいても、気道内圧をコントロールしつつ、その僅かな換気量を正確にモニタリングすることができます。これによりエキゾチックなどの極小動物に対しても安心して使用することができるようになりました。

●無給電で約2時間の稼働

意図しない停電に備えて充電式のリチウムバッテリを搭載しています。

無給電で最大約2時間の動作が可能です。


【推奨する関連製品】

●麻酔器「タスケ」+気化器「KV」+酸素濃縮器「PV-S」

麻酔器「タスケ」の酸素駆動源として酸素濃縮器を使用することで、酸素ボンベを使用せずに麻酔器とVentNexusを使用することが可能です。とりわけ酸素濃縮器「PV-S」は、主に麻酔器で使用することを志向して設計されており、小型かつ静音のため使用環境を選ばず使用できます。また酸素ボンベの使用に比較して経済性に優れます。

「PV-S」を麻酔器に接続して酸素流量2ℓ/mで使用した場合、酸素濃度50~60%程度で出力します。

希釈された酸素をキャリアガスとすることで酸素中毒や無気肺のリスクを低減します。また酸素ボンベ(特に屋外に配置されたパイピングは顕著)から供給される酸素が冷えたドライガスであるのに対して、酸素濃縮器からの酸素は室内と同じ温度であるため、麻酔中の体温低下の抑止効果があります。

※酸素濃縮器を駆動源とする場合も、停電や故障に備えて酸素ボンベラインは確保しておくことを強く推奨します。

●切替コックA(自動)タイプ

麻酔器「タスケ」とVentNexusを接続するための機能部品です。麻酔バックによる手動換気から人工呼吸に切替える際にレバーを操作して使用します。切替コックA(自動)タイプの場合、切替えの際に通常必要とされる麻酔器のPop of Valveの閉鎖作業が不要となるため、

作業効率と安全性を高めることができます。 

●切替コック(汎用)タイプ

主に他社製の麻酔器とVentNexusを接続するための機能部品です。麻酔器の機種を問わず使用することができます。目的と操作方法は切替コックA(自動)タイプと同様ですが、切替えの際に麻酔器のPop of Valveの閉鎖作業を行う必要があります。


【その他の動物用人工呼吸器】

●動物用人工呼吸器「VentSpec」

換気モード:VCV(従量)/PCV(従圧)

換気回数;2~60回(SIMV:0~60回)

吸気時間:0.2~3.0秒

一回換気量:10~2500ml

PEEP機能:標準搭載

 

 

 

 

●動物用人工呼吸器「VentStar」

換気モード:SIMV-VCV(従量)

換気回数;2~40回

吸気時間:0.3~3.0秒

一回換気量:20~2400ml

PEEP機能:オプション